Demeter(デメテル)

Demeter(デメテル)とは、ギリシャ神話に登場する豊穣の神。個人的にはデメテルの方が言いやすいが[e]を長音で発音してダーメーテールとも読む。有名なゼウスを産んだクロノスからデメテルも生まれた。確か長女。クロノスは自分が世界を支配すると予言(クロノスの親であるガイアからの言葉)により自分の子供に世界を取られたくなかったため、子供を食べたので女、男を6人と5人それぞれ食べた。末っ子のゼウスは母レアによってなんとか生かされて、育った後に、予言通りクロノスを支配者から下ろして、下剤により口から吐かせた。その際出てきた順番が5男、4男というふうに逆になった。つまり、ゼウスが長男になり、ポセイドンが次男になったわけだが、ここにオリンポス12神と言われる神が誕生した。いろいろあり、デメテルとゼウスの間にコレーという子が生まれた(ギリシャ神話の世界では兄弟間での恋愛はよくあることで特に問題ない)。ゼウスとHades(ハデス)(冥界の神、三男)とでいろいろあり、コレーをハデスが攫って冥界で暮らすことをゼウスが許可した。その際にデメテルには何も聞かされなかったため、誘拐されたと思い込み、コレーがいなくて泣いて職をしなくなってしまった(職とは豊穣の神なので、地球の稲など農作物の豊作にすること)(デメテルにとってコレーは1人娘、ゼウスにとってはたくさんの沢山の中の1人)。因みに、コレーは冥界での名前はペルセポネである。それでは人間達は死んでしまうということで、Hades(ハデス)にコレーを地上に返すようにゼウスが言った。ギリシャ神話の一般的に冥界での食物を食べたら地上に戻れないと言われているのだが、コレーは冥界にてザクロの実を3又は4粒食べた。ゼウスの命令ということで、地上に返したわけだが、冥界で食物を食べたから冥界でも暮らさなくてはいけなくなった。なぜなのかはよくわからないが、1年を12に分けて、ザクロの実を食べた数の月(3、4ヶ月)はコレーは冥界にある必要があった。そんなわけで、その1年の3、4ヶ月はデメテルが悲しみ、地上に食物が咲かないので、地上に冬という概念が生まれたらしい。